浄名院の几号水準点

台東区の西部の几号水準点(上野東照宮、鳥越神社、谷中霊園の天王寺山門前、浄名院)

上野東照宮

大鳥居ではなく不忍の池に面した鳥居正面左側に石柱があり、平面に几号が刻まれています。

鳥居は、明治6年(1873年)江戸城内の紅葉山東照宮より移築されていますが、それとは関係なさそうです。

几号水準点って何?を参照

上野東照宮不忍口鳥居
上野東照宮不忍口鳥居

上野東照宮の几号水準点

鳥越神社

地理局雑報にある鳥越神社石華表(浅草元鳥越町)。
鳥越神社には鳥居が三つありますが、西側の鳥越神明通りに面した鳥居にあります。

公的資料:地理局雑報にある記載
鳥越神社石華表(浅草元鳥越町) 3.7876m
鳥越神社鳥居
ここではなく、、、
鳥越神社鳥居
ここでもなく……
西側の鳥越神明通りの鳥居に几号水準点が刻まれています。
西側の鳥越神明通りの鳥居に几号水準点が刻まれています。
鳥越神社の几号水準点
鳥越神社の几号水準点
古地図:明治20年(1887年)東京実測図より鳥越神社
古地図:明治20年(1887年)東京実測図より鳥越神社(クリックで拡大)。

谷中霊園の天王寺山門前

谷中霊園の天王寺の山門近く、山門を背にして車道「さくら通り」の道端にあります。

谷中霊園天王寺前の「さくら通り」の几号水準点
谷中霊園天王寺前の「さくら通り」。

谷中霊園天王寺前の几号水準点

これは正確には、三角点「日暮里」の二つ置かれた補助予備点の一つです。

天王寺は寺域の一部を明治7年(1874年)、東京府に移管。幸田露伴の小説『五重塔』のモデルである五重塔の礎石も谷中霊園内にあります。

谷中天王寺五重塔跡
谷中天王寺五重塔跡。
在りし日の天王寺五重塔。
在りし日の天王寺五重塔。

浄名院

谷中の浄名院の門前にあります。「不許葷酒入門内」の石柱の向きもおかしいし、近くの道路拡張のため、ここに移転されたようです。

浄名院の几号水準点

浄名院の几号水準点
浄名院の几号。

これも三角点「日暮里」の付属予備点です。

浄名院は八万四千体の石地蔵のお寺として有名です。

浄名院

浄名院の石地蔵

浄名院の石地蔵
石地蔵がたくさんщ(゚Д゚щ)。

台東区の几号水準点はこちら
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都心の43個の几号水準点グーグルマップはこちら
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撤去等で年々、数が少なくなっています。撤去されていたら、ご報告ください。

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