戸山公園近くの横穴跡
新宿区の戸山公園近くにも、防空壕らしき横穴跡が残っていると。この情報を得たからには走らずにはいられません。
あの若そうに見え、美しいガンダム女史は、なぜ、こんなことを知っているのだろうか?
ひょっとしてガンダム女史は戦前生まれなのか?
いや、そんなことはない、算数は3か4だったと言っていた。甲乙丙丁では無いのだ。

そんなことを思いつつたどり着いた戸山公園。
戸山公園周辺は意外とアップダウンがあるのです。ここは江戸時代、尾張徳川家下屋敷の起伏のある庭園だったところです。
大名庭園だった頃の箱根山は「玉円峰」と呼ばれていました。確かに丸い山です。


東京山手線内最高峰とされる箱根山(標高44.6m)は庭園内に、人工的に作られた築山です。
池を掘り、掘り出された土を盛った山です。
一気に走り登ると山頂には私の大好物の水準点もありグーです。
掘った池の窪地はというと、オリジナルではありませんが、陸軍軍楽隊の野外音楽堂跡が残っています。
オリジナルは昭和18年の建設。周囲の森の影響で音響効果はあまりよくなかったと云います。
そうです。ここは大名庭園から陸軍の施設になったところなのです。おやおや、一部だけ古風な建物が、、、
今は日本基督教団戸山教会の戸山幼稚園なのですが、この部分だけ陸軍戸山学校将校集会所の跡が残っているのです。

しかしながら、
なぜこんなに軍の遺構が残っているのだろうか?
妄想するに、戦後、GHQの占領で、米軍用施設にそのまま利用された名残りのようです。
アメリカ人にとって教会も屋外パーティーも不可欠だったと云うことなのでしょう。
坂道の横穴跡
国立国際医療研究センター脇の坂道に横穴跡はありました。

戦前の地図で見ると、この坂道は陸軍第一病院と済生会病院の間を通る道だったようです。なるほどぉ、坂名が無いわけです。
食料備蓄庫だったという説もあり、それも、うなずけるのですが、戦時中は食料不足。防空壕として利用されていた可能性が大です。

ここにも、都市伝説があり、ここを夜通ると穴の中から、閉じ込められた女の人の泣き声が聞こえると云うのです。
怖くて夜は走れませんわぁ。
国立国際医療研究センター(もと陸軍第一病院)建設工事中に、手術跡のある頭蓋骨など、多数の人骨が出たことはみなさま、ご存知でしょう。事件性は無いとされ、いつの間にかウヤムヤにされてしまいましたが、ここはあの731部隊の母体があったところなのです。キャー、ε=ε=ε=┏(〃´Д`)┛
怖くなって走る、走る、走る、
息切れして手を膝につき地面を見ると、陸軍軍境界石。。。。
いまでも歴史は消えていません。
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