大手門は江戸城の表玄関。大名は大手門か桜田門から入城するのがしきたりだったそうです。もしも大手門だけしか使えなかったなら桜田門外の変ではなくて大手門外の変になっていたかもしれません。
大手門の入口の高麗門にも几号水準点が刻まれています。
几号水準点って何?を参照

2015年2月現在、大手門の渡櫓は改修工事中です。東日本大震災のとき、漆喰にヒビが入り、痛々しかったのですが、本来の美しい姿に戻している最中です。
この渡櫓は関東大震災で大破、空襲で全焼するという災難続き。昭和後期になって再建されましたが、またまたまたの災難でしたが、几号水準点のある石垣は損なわれていません。
明治の地図をみると、
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少し不鮮明で、なんとも言いようがありませんが、11尺でしょうか?。公的資料である地理局雑報に記録がないものです。
【朗報】
2016年、気がついたら、渡櫓の修理が終わっていました。
大手門の几号水準点の位置(E)
拡大すると正確な位置がわかり、クリックするとリンクがありますのでそれぞれのページに詳しい情報があります。
「皇居周辺の几号水準点など」グーグルマップはこちら
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都心の43個の几号水準点グーグルマップはこちら
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撤去等で年々、数が少なくなっています。撤去されていたら、ご報告ください。