古写真:開運坂道場

なぜある?旧東富坂の抜け穴と講道館の抜け穴(後編・開運坂)

講道館開運坂道場の抜け穴?

都市伝説で、柔道の講道館師範、嘉納治五郎が開運坂道場から下富坂道場まで地下通路で行ったという話があるのです。

開運坂の項で書こう書こうと思ったのですが、え〜まさかぁ?と思いますよね。

それも疑惑なのですが、講道館開運坂道場の写真と、地図上の講道館の位置が違うのです。これは大きな謎です。

古写真:開運坂道場
古写真:開運坂中腹にある開運坂道場。

koudoukann開運坂道場とされるこの写真では、開運坂(紫ライン)の中腹にあるのですが、地図上の講道館は奥まったところにあるのです。

講道館ビルの二階、資料室と図書室が無料で利用できます(ここに来られる外国の方はなぜかみんな短パンです)。

講道館ビル
講道館ビル

キレイでやさしそうな学芸員の方に、私の疑問を投げかけてみました。

地図を見せる私。
学芸員の彼女は「確かにそうですねぇ。」とおっしゃる。

続けて彼女は、
「この開運坂一帯は嘉納治五郎先生が買い取った土地ですから、この一帯すべてを講道館と云います。いろいろな機関がありました。」と。

講道館本部跡
坂上の講道館本部跡。

古写真:講道館本部「坂上のこの建物が講道館本部です。講道館宛に手紙を出すと、全てここに届いたと云います。」

なるほどぉ〜、続けて私は開運坂道場とされるもう一枚の写真を見せ、この写真、今の公園手前(地図上の講道館の位置)の光景に似ているのですがぁ?

古写真:開運坂道場
古写真:もう一枚の開運坂道場とされる写真。実は嘉納治五郎の住まい?

講道館本道場跡「ああ、そうですね。その裏が嘉納治五郎先生一族のお住まいです。お住いから道場まで抜け穴を掘ったと云いますから。
あら、そうですねぇ、それが本道場でしょうね。お住いから開運坂への抜け穴だと、少し遠いですものねっ☆。」
え〜っ!聞こうと思っていた「抜け穴」が彼女の口から、、、

「おほほ、そうなんですよ。開運坂道場から下富坂道場への地下通路というのは、ここから出てきた都市伝説なのですよぉ」と笑顔でお話してくださる。

抜け穴はあったのだ。短いけど。

古写真:下富坂道場
古写真:講道館下富坂道場。

嘉納治五郎先生は道場を常に監視するため、雨に濡れるのがイヤで、自宅近くの道場までトンネルを掘ったそうです。
さすがっ嘉納先生、やることが違います!

「地図オタ対美しき学芸員」技あり!合わせ技で一本!つかっ、連携プレーで謎が解けました。
一件落着ではなく、二件目落着!

いつもは地図とニラメッコの苦悩の日々。「あたしゃ、人生の抜け穴が欲しいぃ」と思うのですがイイ日もあるものです。
強ち(アナがち)人生捨てたもんじゃぁありぁせん。
お後がよろしいでm(_ _)m。

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