日比谷公園に残る2つの几号水準点

日比谷公園心字池の亀石

日比谷見附

日比谷見附

日比谷公園の東側の有楽門から入ったところが日比谷見附跡、その裏にあるのが心字池です。この池のほとりの亀に似た形の石に几号水準点が刻まれています。

几号水準点って何?を参照

日比谷公園亀石の几号水準点

この亀石、どこからか移設されたものだといいます。
定かではないのですが、牛込御門の石垣を移設したという説が有力だと云います。

公的資料:地理局雑報にある記載
牛込門枡形石垣 12.2014m
牛込御門
古写真:牛込御門。

牛込御門は今でいうとJR飯田橋駅西口、神楽坂方面出口の橋のところです。ずいぶんと遠いところから持ってきたものです。しかも几号が見えるように設置するとは不思議です。

日比谷公園烏帽子石の几号

日比谷公園烏帽子石

日比谷公園烏帽子石の几号水準点

こちらの烏帽子石は日比谷公園、西側の入口、幸門の交番裏にあります。大きな石の中央下部に几号水準点があります。
烏帽子石は出処がはっきりしていて、市ヶ谷御門の石垣だったものです。市ヶ谷御門は今のJR市ヶ谷駅のあるところです。

古写真:市ヶ谷御門。
公的資料:地理局雑報にある記載
市ヶ谷門枡形石垣 18.9836m

亀石もですが、なぜ、几号水準点は日比谷公園に移設されたのでしょう?案内板には永く保存するためって書いてありますが、市ヶ谷で取り壊された門の石垣の内の一つに過ぎないこの石をなぜ、選んだのか?几号水準点が見えるように設置するとはなぜでしょうか?

想像すると、、、

日比谷公園が造営された明治35年の時点で几号水準点はすでに使われていません。
明治政府が貴重な測量遺産を意図的に残そうとしたのか?
イギリス式測量の研修用なのか?(公園内の二つの几号が微妙に離れて設置されていることが根拠)

陸地測量部の修技所(研修センター)のあった外桜田門からも近いです(桜田門の几号を参照)。垂直に立った烏帽子石はいまでも標高測量の基準点として立派に機能すると思います。

日比谷公園心字池の亀石の几号水準点(H
日比谷公園烏帽子石の几号水準点(I
拡大すると正確な位置がわかり、クリックするとリンクがありますのでそれぞれのページに詳しい情報があります。

撤去等で年々、数が少なくなっています。撤去されていたら、ご報告ください。

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